Dymaics CRM 4.0にデプロイされたプラグインをデバッグする方法を紹介します。

動作確認は1つのマシン上に次のOS, ミドルをインストールして行っています。

  • Windows Server 2003 Enterprise Edition SP2
  • Dynamics CRM 4.0 Rollup 5
  • Visual Studio 2008

プラグインは次の三通りの方法でDynamics CRM にデプロイできます。

  • Database
  • GAC
  • Disk

このうち、Database はファーム構成をとっていても一箇所(データベース)にデプロイすればよいので推奨されています。

1. Database にデプロイされたプラグインのデバッグ方法

DB にデプロイされたプラグインをデバッグされた方法は次の通りです。

(1) データベースに配置したプラグインのデバッグ情報ファイル(pdbファイル)を次のフォルダに配置します。

【Dynamics CRM インストールフォルダ】\Server\bin\assembly

既定ではC:\Program Files\Microsoft Dynamics CRM\Server\bin\assemblyとなります。

(2) IIS を再起動

(3) Dynamics CRM にアクセスし初期コンパイルを発生させます。

(4) Visual Studio から、 プラグインのソリューションを開いた状態で、w3wp プロセスにアタッチします。

プラグインが非同期実行される場合はCRMの非同期サービスにアタッチする必要があるので注意してください。

2. Disk にデプロイされたプラグインをデバッグする方法

Disk にデプロイされたプラグインをデバッグする場合は、Pluginのdllとpdb(デバッグ情報ファイル)を Dynamics CRM インストールフォルダ\Server\bin\assembly フォルダに配置します。それ以外はDatabase にデプロイされたプラグインのデバッグ手順と同様です。

3. まとめ

今回の説明は以上です。非同期サービスにデプロイされたプラグインをデバッグする場合は、非同期サービスにアタッチする必要があることを注意してください。

指摘点、誤りとうがあればご連絡ください。