フィールドの定義アイテムには 検証 と 検証テスト というフィールドが用意されています。これ前からなんだろうと思っていたのですが、 データ定義リファレンスに説明がありましたので覚書を記載します。

データテンプレートのサブアイテムのフィールドセクション定義アイテムのサブアイテムに各フィールドの定義アイテムが作成されます。フィールド定義アイテムには 検証 と 検証テスト というフィールドが用意されています。

Sitecore CMS 6.6 では 検証テストというフィールド名だが、実際は Validation Text というのがフィールドの物理名です。検証テストフィールドは 検証テキストの翻訳ミスだと思われます。

実はこのフィールドを使用することで フィールドに設定できる値を正規表現で定義することができるようになります。

例えば下図のように フィールド定義アイテムの検証フィールドに フォール値で許可される形式を正規表現で定義し、検証テストフィールドに検証エラー時に表示される文字列を指定します。今回は数字文字列が1つ以上3つ以下からなるフィールド値を許可するように正規表現を定義しています。

実際に下図のように 正規表現に一致しないフィールド値を設定すると ダイアログが表示されます。ダイアログに 検証テスト(検証テキスト) フィールドに設定した文字列が表示されます。

説明は以上です。うまく使うことで フィールドに設定できる文字列の形式を制御することができるようになります。

フィールド定義アイテムのフィールドの説明は データ定義リファレンス に記載されています。 いくつかのフィールドは システム内部のみで使用する(internal use only) フィールド(例えば、デフォルト値フィールド)であったり、非推奨フィールドであったりするので、用途がわからない場合はSDNのドキュメントに目を通すとよいと思います。