普段開発よりの仕事をしていますが、[Windows] Windows Server 2008 R2 で フェールオーバークラスターを構築してみたで構築した環境上に、SQL Server 2008 R2 フェールオーバークラスターを構築してみました。参考にしたURLを記載します。

新しい SQL Server フェールオーバー クラスターを作成する方法 (セットアップ)
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms179530.aspx

インストール手順としては上記リンク先のインストールオプション2 高度/エンタープライズ インストール の手順でインストールを実施します。オプション1のノードの追加を伴う統合インストールのインストール手順については[Windows]SQL Server 2008R2 フェールオーバークラスターをSQL Server 統合フェールオーバー クラスター インストールで構築してみたその1を参照してください。

とりあえず構築したかったので問題なさそうな警告は無視していますのでご了承ください。インストールのテストはHyper-V上に構築したWindows Server 2008 R2 上で行っています。

1. 準備

各フェールオーバークラスタノード上で以降の手順を実施します。

SQL Server 2008 R2 のセットアップを開始しようとすると、.NET Framekwro 3.5 SP1 が必要と言われます。SQL Server 2008 R2 フェールオーバークラスターノードの各サーバー上で .NET Framework 3.5 SP1 をインストールします。サーバーマネージャーの機能の追加から .NET Framework 3.5.1 をインストールします。

2. クラスターの準備

各フェールオーバークラスターノードで以降の手順を実施します。

SQL Server 2008 R2インストールディスクのルートにある setup.exe をダブルクリックしてインストールを開始します。下図インストール画面で、左側の詳細設定をクリックします。右側画面が切り替わります。高度なクラスターの準備をクリックします。

セットアップルール画面が表示されます。失敗がないことを確認します。OKボタンをクリックします。

プロダクトキーの入力画面で評価版を使用するか プロダクトキーを入力して 次へ ボタンをクリックします。

ライセンス条項画面でライセンスに同意するにチェックします。次へボタンをクリックします。

セットアップサポートファイルの画面でインストールボタンをクリックします。

続いて、 SQL Server フェールオーバークラスターの準備画面が表示されます。ネットワークバインド順序での警告はここでは無視します。下記リンクを参照すれば解決できるとおそらく解決できるかと(ためしてないけど)。

フェールオーバー クラスタに SQL Server 2008 をインストールすると、[セットアップ サポート ルール] ページにネットワーク バインド順序に関する警告が表示される
http://support.microsoft.com/kb/955963/ja

SQL Server 2008 R2 のクラスターインストール時のネットワークバインド順序の警告について
http://engineermemo.wordpress.com/2010/04/29/sql-server-2008-r2-%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%99%82%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF/ 

ファイアウォールの警告は、TCP 1433の受信ルールを設定します。SQL Server を使用するためのWindows ファイアウォールの構成は下のリンクを参照。ここでは警告を無視します。

SQL Server のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc646023.aspx

次へボタンをクリックします。

機能の選択画面が表示されます。インストールする機能を選択します。今回は、フェールオーバークラスターをサポートしているデータベースエンジンとAnalysis Services をチェックします。 次へボタンをクリックします。

インスタンスの構成画面が表示します。今回は既定値のままにします。次へボタンをクリックします。

必要なディスク領域画面が表示れます。次へボタンをクリックします。

クラスターのセキュリティーポリシー画面が表示されます。サービスSIDを使用する。を選択して次へボタンをクリックします。

エラーレポート画面が表示されます。次へボタンをクリックします。

フェールオーバークラスターの準備ルール画面が表示されます。失敗がないことを確認して次へボタンをクリックします。

インストール構成の確認画面が表示されます。インストールをクリックします。

インストールが完了すると完了画面が表示されます。閉じるをクリックします。

以上の手順を各クラスタノード上で実施すれっばクラスターの準備が完了です。

今回はここまでです。次回はクラスターの構築を行います。