Dynamics CRM 2011用Outlook クライアントは、 Webクライアントで提供されない便利な機能が実装されています。例えば次の機能が提供されています。他にもヘッダや行のフォントサイズを変更するなどのことも行えます。今回取り上げるグループ化は通知エリアの情報によると現在のページ上のレコードに対してのみ行われるようなので注意してください。
- 列項目の並び替え
- 列項目の追加
- プレビューウィンドウの表示
- プレビューウィンドウ内のタブ位置の変更
- 条件付き書式
- グループ化表示
取引先企業のビューに対して、取引先企業名でグループ化を行ったところ、思った通りにグループ化がされなかったので原因を調べった結果を記載します。結論を言うと[Dynamics CRM] ユーザ(systemuser)の主属性ユーザ名(fullname)でソートすると、フリガナ(氏名)yomifullname が使用される と同様にグループ化に読み仮名用のフィールドが使われていました。
動作確認環境は次の通り
- Windows Server 2008 R2 上に構築した Dynamics CRM 2011 UR 5 オールインワン環境
- WIndows7 Enterprise 32bit, Office 2010
Outlookクラインとの設定は実施済みの前提で記載します。設定方法は[Dynamics CRM 2011]Dynamics CRM 2011用Outlook クライアントのインストールとコンフィグレーション を参照してください。
1. グループ化表示をする
Outlookを起動して、取引先企業のビューを表示します(下図参照)。取引先企業名でグループ化する場合は、取引先企業名のヘッダを右クリック→このフィールドでグループ化するをクリックします。
グループ化のもう1つの方法を紹介します。ビューのレコードのない場所上で右クリック→グループボックス をクリックします。
ヘッダの上にグループ化ように場所が表示されます。下図のように取引先企業名ヘッダをドラッグアンドドロップします。
下図のようにグループ化して表示されます。赤枠で囲まれている場所を参照してください。件数が4件となっています。sample company に ABC企業2 までがグループに含まれてしまいました。取引先企業A01は別のグループになっています。
下図は、グループ化を解除した状態です。グルーピングは赤枠のようにフリガナ{取引先企業名}で行われたため取引先企業名が異なるにもかかわらず、sample company と ABC企業2は同一グループとして認識されました。
下図は、ABC企業2にフリガナを設定したあとの画像です。
取引先企業名でグループ化すると今度は、別のグループとして表示されました(下図参照)。
グルーピングの場合もシステムユーザのfullnameでのソートと同じように読みフィールドで判定されることがあるようです。
グループ化であれっと思ったら、フリガナフィールドがあるかどうかを確認したほうがよいのかもしれません。
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