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Sitecore 10.1 以降でSitcoreの編集アプリケーションの表示言語を日本語化する手順が変更されています。今回は、グラフィカルインストーラーを使用してインストールしたSitecore 10.1のスタンドアロン環境に日本語リソースをインストールする方法を記載します。

Sitecore をインストールしていない場合は、こちらのページを参考にSitecore 10.1の環境をインストールしてください。言語をインストーする正式な手順に関しては、こちらのページも参照してください。

1. 日本語アイテムの作成

Sitecoreの編集環境にログインし、[Desktop] アプリケーションを起動します。

デスクトップ右下の [master] をクリックして、 一覧から [core] を選択して、接続するデータベースをcoreデータベースに変更します。

右下の[Sitecoreマーク]をクリックし、メニューの中から [Control Panel] をクリックします。

コントロールパネルが別のタブで開かれたら、LOCALIZATIONセクションの [Add a new language] をクリックして日本語を追加します。

言語の追加ウィザードが起動したら、Choose a predefined language code フィールドで、[Japanese (Japan):日本語(日本)]を を選択し、[Next] をクリックします。

次の画面はデフォルトのまま [Next]をクリックします。

下記画面も[Next]をクリック。

ウィザードの完了画面が表示されたら[Close]をクリックします。

これで、core データベース上にja-jpアイテムが作成されました。

日本語のUIを選択できるようにするためには、coreデータベースのコンテンツツリーにja-jp言語アイテムが作成されている必要があります。

2.日本語のリソースファイルをダウンロード

Sitecoreをクリーンインストールした段階では、日本語のリソースがインストールされていないので、まずは対応するSitecoreのバージョンのサイトからリソースファイルをダウンロードする必要があります。Sitecore 10.1用のリソースファイルは、こちらからClient translationsセクションにあるJapanese(ja-jp)のリンクをクリックしてファイルをダウンロードします。

zip ファイルを展開し下図のようなフォルダーが存在することを確認します。

展開したフォルダーにある、items , localization フォルダーをSitecoreのWebアプリケーションがインストールされているフォルダーの App_Data フォルダーにコピーします。デフォルトのインストレーションでは、C:\inetpub\wwwroot\<sitecore Webサイト名>\App_Data になります。

フォルダーをコピーしたらWebアプリケーションを再起動します。管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、iisreset コマンドを実行します。失敗した旨のメッセージが表示されたらもう一度実行してください。

再起動したら、ブラウザーをすべて閉じます。その後、編集環境にログインしてください。ブラウザーを閉じるのは、coreデータベースではなくmasterデータベースに接続しているモードにすることを確実にするためです。

ラウンチパッドにログイン後、Control Panelアプリケーションにアクセスし、[Region and language options]メニューにアクセスします。

ポップアップダイアログの Display language フィールドでログインしているユーザー個別にアプリケーションの言語を選択することができます。このとき、日本語を選択すると、次回ログインしたときにアプリケーションの言語が日本語になります。

3. デフォルトの表示言語を日本語にする

ユーザー個別ではなく、Sitecoreの編集アプリケーションのUIの言語をデフォルトで英語から日本語にしたい場合は、パッチ用の構成ファイルを作成し、 ClientLanguage 設定要素の 値(value)を en から ja-jp に変更してください。

<setting name="ClientLanguage" value="en"  />

動作確認をする一番簡単な方法は、Sitecoreがインストールされているフォルダーの App_Config\Include\Examples フォルダーにある ja-jp.config.example を ja-jp.config にリネームします。

Sitecoreの編集環境にログインして、UIの言語が日本語になっていることを確認します。

説明は以上です。