Sitecoreで編集者に日本語の言語バージョンのみ編集できるようにしたいなど、アイテムの特定の言語バージョンのみを編集させたい場合があります。今回はその設定方法を記載します。
この説明の前提として、アイテムに対してコンテンツ編集者は読み取り権限を持っていることとします。この権限がないとそもそも編集したいアイテム自身を表示できなくなります。
特定の言語バージョンを編集できなくするには、言語のアイテム (/sitecore/system/Languages 配下のアイテム) に、言語の読み取り、言語の書き込み の権限を設定することで実現できます。次の図でセキュリティエディターを使用して 英語の言語アイテムに対して 言語の書き込み 権限を拒否 にしています。
言語の書き込みが拒否になっている状態で、コンテンツツリーのコンテンツアイテムを選択すると、次の図のように英語バージョンを表示すると書き込みアクセス権限がないのでアイテムを編集できませんというメッセージが表示されるようになります。
ちなみに、言語の読み取り 権限を拒否に設定した場合、拒否に設定された言語バージョンは表示することもできなくなり、コンテンツエディターのコンテンツタブに下図のメッセージが表示されるようになります。
応用で、ワークフローで特定の言語バージョンのアイテムだけ承認したい場合は例えば 言語の書き込み を拒否に設定することで、特定の言語バージョンのみを管理対象にすることができます。
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