コレクションデータ用にシャードデータベースを3つ以上指定してSitecore XPをインストールする

samatsu 3/20/2019 981 N/A Sitecore XP

Sitecore 9.1の環境をセットアップすると、アナリティクスデータを収集するコレクションデータベースは2つのデータベースをシャーディングする構成でセットアップされます。

サイトの特性によっては2より多いシャードデータベースを用意する必要が発生する可能性があります。今回は、 Sitecore XP のスタンドアロン環境をオンプレミスでセットアップする際に3つのシャードデータベースを指定する手順を記載します。

同じ手順を参考に、任意のシャードデータベースを指定して Sitecore XP をインストールできるかと思います。

今回はSitecore 9.1.0 rev. 001564 (WDP XP0 packages)スタンドアロンセットアップ用のファイルを使用してセットアップをしてみます。​

1. セットアップの準備

セットアップの手順自身は Sitecoreの公式ドキュメントのインストールガイドを参照するか、私が作成したクイックセットアップガイドを参照して、インストール用にPowerShellスクリプトを実行する準備まで進めます。

2. xconnect-xp0.json を変更

xconnect-xp0.json をエディターで開きます。"CreateShards:" タスク定義に移動し、 /shardnumber のパラメーターを 2 から 3に変更します。

次に、 "Sql.Database.Shard1" という変数の定義にを見つけ、それを参考に、 SqlDatabase.Shard2 という変数の定義を行います。

"Sql.Database.Shard2":              "[concat(variable('Sharding.Database.Prefix'), '2')]",

最後に、 CreateShard1ApplicationDatabaseUserSqlCmd タスクを見つけ、その内容をコピーして、CreateShard2ApplicationDatabaseUserSqlCmd を作成します。この時、SharedDatabaseName= の設定で、前述の手順で追加した、 Sql.Database.Shard2 変数を指定するようにします。

3.作成

あとは、インストール用のPowerShellスクリプトを実行します。

インストールが成功すればシャーディング用のデータベースが3つ作成されているはずです。